2010年03月19日

学士院賞に山中教授ら11人(産経新聞)

 日本学士院は12日、学術上優れた業績に贈る日本学士院賞の平成22年度の受賞者に、新型万能細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥京都大教授(47)、能楽史研究の表章法政大名誉教授(82)ら9件11人を内定した。山中、表両氏には恩賜賞も併せて贈る。また、自然保護や種の保全の基礎となる学術的成果に隔年で贈る日本学士院エジンバラ公賞に、西平守孝海洋博覧会記念公園管理財団参与(70)を内定した。いずれも同日夕に開く総会で正式決定する。

 山中氏は、ほぼ無限に増殖し、さまざまな組織や臓器の細胞を作り出す能力を持つiPS細胞の開発で医学の発展に大きく貢献した。表氏は、能楽が祈りの舞中心だった初期段階から人々が喜ぶ演劇的なものへと変化した過程を解明した。学士院賞はほかに、佐藤勝彦明星大客員教授(64)ら。

 恩賜賞・学士院賞は明治43年創設で、授賞式は今回が100回目。6月に東京・上野の日本学士院で行われ、1件につき賞金100万円、恩賜賞は銀製花瓶が贈られる。

                   ◇

 日本学士院賞の受賞内定者と授賞対象の研究は次の通り。(敬称略)

 【日本学士院賞・恩賜賞】

 表章(おもて・あきら) 法政大名誉教授、日本中世文学、82歳。能楽史の研究。北海道出身。千葉県在住。

 山中伸弥(やまなか・しんや) 京都大教授、幹細胞生物学、47歳。新型万能細胞(iPS細胞)の開発。大阪市出身。大阪市在住。

 【日本学士院賞】

 梅原郁(うめはら・かおる) 黒川古文化研究所所長、東洋史学、76歳。中国・宋代の官僚制度を研究し「宋代司法制度研究」を著した。京都市出身。京都市在住。

 斎藤修(さいとう・おさむ) 一橋大名誉教授、比較経済史・歴史人口学、63歳。「比較経済発展論−歴史的アプローチ−」を著し、経済発展の多様性を論じた。東京都出身。東京都在住。

 黒岩常祥(くろいわ・つねよし) 立教大特任教授、生物科学、68歳。ミトコンドリアと葉緑体の分裂・遺伝様式に関する基本機構の発見。東京都出身。東京都在住。

 佐藤勝彦(さとう・かつひこ) 明星大客員教授、宇宙物理学、64歳。加速的宇宙膨張理論の研究。香川県出身。東京都在住。

 村井真二(むらい・しんじ) 奈良先端科学技術大学院大理事・副学長、応用化学、71歳。遷移金属分子触媒による有機化合物の骨格形成法と修飾法の開拓。大阪市出身。兵庫県在住。

 村橋俊一(むらはし・しゅんいち) 岡山理科大客員教授、有機合成化学・有機金属化学、72歳。村井氏との共同研究。大阪府出身。大阪府在住。

 大類洋(おおるい・ひろし) 横浜薬科大教授、生物有機化学・分析化学、68歳。新規生物機能性分子の創製とその応用に関する研究。東京都出身。仙台市在住。

 北原武(きたはら・たけし) 帝京平成大教授、有機合成化学・天然物化学、66歳。大類氏との共同研究。長野県出身。東京都在住。

 田中啓二(たなか・けいじ) 東京都臨床医学総合研究所所長代行、生化学・分子生物学、60歳。タンパク質分解酵素複合体の構造と機能に関する研究。徳島市出身。東京都在住。

 【日本学士院エジンバラ公賞】

 西平守孝(にしひら・もりたか) 海洋博覧会記念公園管理財団参与、動物生態学・サンゴ礁生態学、70歳。沖縄を中心とした日本のサンゴ礁の形成と保全の研究。沖縄県出身。沖縄県在住。

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2010年03月17日

自民執行部、沈静化に躍起…鳩山邦夫氏離党(読売新聞)

 鳩山邦夫・元総務相が自民党を離党したことに、自民党執行部は沈静化に躍起だ。

 大島幹事長は15日の記者会見で、「もっとも大事なことは一致団結して参院選に勝つことだ」と強調。その上で、「(自民党の)先生方は落ち着いて判断すると信じている」と語り、邦夫氏に追随する動きは少ないとの見方を示した。党内では「母親からの資金提供問題で邦夫さんは総務相当時のような輝きはない」との意見は少なくない。

 もっとも、今月に入り、与謝野馨・元財務相が新党結成を視野に谷垣総裁の辞任を求めて以来、自民党内は、党の現状を憂え、執行部の刷新など改革を求める意見が噴き出している。世論の民主党離れが進むのに、その受け皿に自民党がなりきれていないという危機感からだ。

 しかし、自民党の混乱ぶりについて、ベテラン議員からは「『内輪もめ』と受け止められ、結果的に自民党の支持が落ちる、という悪循環」と嘆く声も出ている。

 中堅・若手で要望が強いのは、大島幹事長ら執行部の刷新だ。ただ、参院選の候補者調整は終わっておらず、参院選の公約づくりもこれからだ。谷垣氏とすれば、執行部一新は受け入れがたい話だ。谷垣氏が13日に参院選で敗北した場合に総裁を辞任する意向を表明したのは、執行部刷新の要求をかわす狙いもあるが、党内を納得させるには不十分との見方も出ている。

 政府・与党は冷ややかだ。菅財務相は15日の記者会見で、邦夫氏が新進党、旧民主党などの入・離党を繰り返してきたことを念頭に、「コメントするのは控えたいが、あえて一言言えば、(邦夫氏は)何回目の離党だったのかなと、こんな感じもする」と皮肉を込めて語った。

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2010年03月16日

袋に入った嬰児遺体見つかる 埼玉・越谷(産経新聞)

 10日午前10時25分ごろ、埼玉県越谷市南荻島の畑で、ポリ袋に入った生後間もないとみられる女児の遺体を散歩中の女性が見つけ、近所の別の女性(47)が119番通報した。県警越谷署では死体遺棄事件とみて捜査している。

 越谷署の調べでは、女児は全裸で、へその緒がついた状態だった。目立った外傷はなかった。現場周辺に女児の身元が分かるようなものはなく、同署では死因の特定とともに身元の確認を急いでいる。

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